■ 建築家とのコミュニケーションはスムーズでしたか?
Oさん 自分で建築家と直で話をするとなると普通、面倒なこともたくさん増えることになると思うんですが、間にプロデューサーという、手助けしてくれたり、分からないことも気軽に聞ける人がいたことですごく助かりました。自分が「こうしたい」ということを伝えるだけで、後は上手く運んでくれる。そういう窓口があったことで、しんどかったというよりも、すごく楽しかったという思い出しかないです。
Uさん やっぱり『ザウス』を通さないと、遠慮もあって、建築家に直接は言いにくいことがあって(笑)。田中さんの考えるデザインもあるんでしょうけども、格好良いのは良いんですが、住みにくくても困るので……。2 階の大きい窓は、最初は「これ、いるのかな?」と不安になりました。プロデューサーのさんも反対してるし(笑)。でもプロデューサーを交えていろいろ話す中で最終的に納得できて、今は良かったかなと思ってます。
Sさん 僕も担当プロデューサーはさんなんですが、さんは家にしか興味が無いんですね。で、田中さんと僕はクルマが大好きじゃないですか。大好き同士だと、ガーッと盛り上がりすぎちゃうこともあるんですが、そこに軌道修正してくれる人がいたことが、良かったんじゃないかな。
Fさん さんが現実目線でクールに「それはやめておいた方がええんちゃう」と言ってくれたから、バランスが上手くとれていたと思いますね。完成するまでの打ち合わせがごすごく楽しくて、竣工して住み始めたら嬉しいんですけど、若干、打ち合わせできなくなったことが寂しかったりもする(笑)
Mさん ムダ話もお互いの人間性や趣味の理解になって、それが反映されているのかなという気はしますね。自分でもいろいろこだわってるつもりなんですけど、自分が苦労して探してきた壁紙を「どうですか!」と言ったら、田中さんがそれより上の提案をしてくれて。それが、悔しいけど嬉しいんですよね。それでも、自分の手で探したからこそ改めて分かる良さっていうのもあります。
「香芝のガレージハウス」(Oさん) |
■ 予算などお金の部分でメリットは?
Uさん プロデュース会社に頼んで良かったのは、まずはお金の部分。予算の管理をしてもらったことですね。
Tさん 最初のプランだと予算より少し高かったんですが、そのオーバー分をコスト調整してもらったのも、プロデュース会社にお願いしたメリットの1つです。
Nさん ハウスメーカーなどで何か要望を言うと、すぐポンポンと予算が上がっていって、すごくストレスの溜まる打ち合わせになるんです。妥協して予算をはめてもらうのは確かに必要だけど、その流れは楽しくない。
Fさん 多分ハウスメーカーで「あれも付けてこれも付けて」とオプションを足していった場合、どんどん足し算されていき、結局、建築家さんに頼んで設計監理してもらうお金の分くらい、すぐ上乗せになりますから。『ザウス』に頼んだら、予算の引き算もあるじゃないですか。いろんなコストカットなどをしてもらって、バランス取ったら、トータルでそんなに変わっていない気がしますね。ローンがどれくらい組めるのか、竣工するまでの間のお金の流れなども相談に乗ってもらいました。
「八多のガレージハウス」(Fさん) |