第1012回 【見学会】 弁天町の狭小住宅(建築面積13.9坪)

関西のイベント

弁天町の狭小住宅にリビングダイニングのイメージが近い西宮の変形敷地の住宅 設計/藤原誠司 撮影/平野和司

開催日時10月8日(土)、9日(日) 両日とも 13:30〜
開催場所大阪市港区
講師建築家 藤原誠司 さん
定員5組様限定(予約制)
参加費無料
お問合せ先ザウス大阪店
フリーダイヤル0120-360-354

1 「ガレージハウス」、「コートハウス」などお好みに合わせた住まいに関する土地・建物・資金のアドバイスを受けれるようになります。 2 建築家による建物のボリュームチェック(希望の大きさが建てられるか)を無料で受けられます。

弁天町の狭小住宅 外観完成予想図

昔ながらの街の雰囲気が多く残る大阪市港区にある約19.6坪の敷地。そこにアール状の壁がある鉄骨造の狭小住宅が完成しました。

 「建物にアールの部分が欲しい」「大型船のイメージ」「スチール素材をポイントで使用」などのデザインに関する建築主ご要望に、「狭小地のため、敷地の有効活用、屋上、駐車スペース1台分の確保」など生活空間をしっかり確保したいというものでした。

 そんなご要望を狭小住宅のプランにしたのは建築家の藤原誠司さん。狭小地を出来る限り有効に利用しつつ、デザイン面でのご要望もうまくカタチにされています。構造は、ガレージや屋上のことも考え鉄骨造を選択。ただ、敷地が 軟弱地盤地帯に位置するため、建物の重量を抑える必要があり、壁や床の下地を木造住宅と同じ仕様にし、重量はもちろんコストダウンも計っています。外観は、アール状の壁面を目隠しも兼ねて配置し、鋭角状の屋根との対比が楽しめるデザイン。室内には、スチール製のらせん階段・テレビ台やダイニングテーブルをはじめ、ステンレス製キッチンなどご要望だった金属を使用。また、2Fリビング上部を吹抜けとし、3Fの個室との繋がりを持たせるなど限られた空間でも広がりを感じる建築家ならではのアイデアが盛り込まれています。狭小ながらも魅力あふれる住まいとなっています。弁天町の狭小住宅 建築概要 敷地面積/64.8m2(約19.6坪) 建築面積/46.1m2(約13.9坪) 延床面積/116.2m2(約35.1坪) 設計/建築家 藤原誠司 施工/株式会社山本安工務店

藤原 誠司(ふじわら せいじ)

 狭小地を目一杯、利用することを前提にご要望を盛り込みながらも、広く感じることが出来る空間になっています。特徴的な外観デザインは、アール状の壁面を鋭角の屋根を対称的に、また、アールの壁は、リビングの大きな窓の目隠しとしての役目も持たせています。鉄骨造ですが、住宅用のサッシが使えるように工夫し、建物の軽量化とコストダウンを計り、成功しています。

住宅プロデューサー

 S様は、ザウスの行っている住まいの完成見学会に来られた際に、今回の建築家 藤原誠司さんと出会い、そのデザインはもちろん誠実な人柄と設計に取り組む姿勢に魅せられ、設計を依頼されました。狭小住宅を検討されている方にとって、大切なことは実際にその空間に身を置いて体験することだと思います。ご自分の感覚で、その広がりを感じてみてください。

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