変形敷地に立つ光と風の家
周囲を建物で囲まれた変形敷地で光溢れる空間を実現。 埼玉で住まいの完成見学会を開催します。
【第531回「住まいの適塾」完成見学会 光と風のアトリウム空間】
日時: | 12月17日(土) 午後1:00〜 |
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開催場所: | 埼玉県上福岡市 |
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参加人数: | 8組様 |
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講師: | 榎本 康三氏 |
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榎本 康三氏
こちらのお施主様は、東西南北、四方の全てが隣家に囲まれているという条件の敷地で、当初は地元の住宅メーカーと新築のためのプランを進めていらっしゃいましたが、その打ち合わせの進め方や提案の内容に疑問を持たれていたところ、私たちザウスと出会い、3名の建築家からの同時提案を受けることができる設計コンペティションを開催されました。どの提案も、これまでにない独創性溢れる着眼点と空間構成ばかりで、建築家選びには大変ご苦労されたそうです。そして、悩みに悩んだ末、選び出された建築家は榎本康三さんでした。彫刻家として数々の賞も受賞されている榎本さんの提案は、視界をカットしつつ充分な通風と採光を確保することができるコートハウス形式のお住まい。しかし、ただ単に「中庭のある家」にするのではなく、建物を斜めに2分割することで、実面積以上の空間の広がりを演出するとともに、アトリウム空間から自然の光と風を採り入れることができるプランニングとなっています。また、2棟建てになっているお住まいのそれぞれで、あえて床面の高さに差をつけることでスキップフロアとし、日常の暮らしの中で空間の変化を感じるつつ家族の気配が優しく交わるよう工夫されています。住宅が密集した地域でのお住まいをご計画の方はもちろん、開放感溢れる癒しの空間を求めている方は、ぜひご参加ください。