この ガレージハウス の特徴
建築主は、家を建てるのは2回目。以前はハウスメーカーで建てられ、駐車スペースはあるが、クルマの出し入れがしづらく、自転車やバイク置き場になってしまっていた。せっかく手に入れた1971年式510系ブルーバード1800SSSも近所の立体駐車場に置かざるを得ない状況だったそう。
大阪の都心にある角地に建つガレージハウス。この地の購入検討中にザウスに相談に来られたNさん。自分たちだけで、購入の判断をして良いのか不安をお持ちでした。そこで、住まいのご要望をお伺いし、現地確認、全体予算に対する土地と建物の費用バランス、法的な条件、希望される住まいのボリュームが確保できるかなどをしっかりとチェック。そのアドバイスをもとに安心して、土地の契約に臨まれたN様。
今回は、身近で安全に保管し、塗装も当時のオリジナルのままという状態をキープできるガレージにしたいとのご要望。そんなご要望をカタチにしたのは、建築家の藤原誠司さん。ザウスの見学会でイメージが近い家が藤原さんの設計だったこともあり、選ばれました。
ガレージ内は、入口と中間にそれぞれシャッターを取り付けてあり、前部のクルマを出し入れする時に、奥にあるクルマが通行人の視線にさらされることはありません。そのため、奥の駐車スペースに併設された趣味室でゆっくりと過ごすことが出来きます。
周辺にマンションも多いため、プライバシーを確保するために道路側に窓を設けていませんが、室内は驚くほどに明るくなっています。2〜3階の一部を吹抜けのあるルーフテラスにし、高いセキュリティーとプライバシーを確保しながらも、光と風が存分に入ってくるという、N様念願のガレージハウスが完成しました。
建築概要
構造・規模 | 木造・地上3階建て |
敷地面積 | 156.4m² (約47.3坪) |
建築面積 | 124.7m² (約37.7坪) |
延床面積 | 266.3m² (約80.6坪) |
ガレージ面積 | 61.9m² (約18.7坪) |
設計 | 株式会社ウッドワン関西 |
撮影 | 平野和司 |