つい先日、ご入居者のお宅を訪問し、その後その方が働かれている大阪の中之島へご一緒しました。
中之島は大阪を代表する街で、中央公会堂や府立図書館などのレトロ建築が建ち並んでいます。
6年ほど前に解体された旧大阪ダイビルも、この街を代表する建物でした。
設計は渡辺節、担当者は村野藤吾、構造設計は内藤多仲という近代建築史にとって重要なメンバーによって誕生した建物です。
そのダイビルが時代の波に飲み込まれ解体、そして建替えられたのが3年前。
高層ビルに建て替えられましたが、高層部分は大きくセットバックし、低層部分の外観には旧ビルの部材を再利用しています。
当時の雰囲気を残しています。
解体の際には保存運動なども起こり、惜しまれながら解体されたのですが、とても良い形で復元されたのではないでしょうか。
内部も少しだけ復元されています。
いろいろな建物が容赦なく解体されては、どこにでもあるオフィスビルになることが多いなか、素晴らしい!
低層部にはカフェやレストランなどがありますので、誰でも入ることができます。
豪華で優雅な空間で食事をしてみてはいかがでしょう。