先日東京出張に行ったついでに、『フランク・ゲーリー展』に行ってきました。
表参道のルイ・ヴィトンで行われています。
フランク・ゲーリーは世界でも有数のスター建築家。
もともと世界的な建築家だったのですが、スペインのグッゲンハイム美術館ビルバオで圧倒的な評価を得ました。
うねるようなチタンの外壁が特徴で、スペインのマイナーな一地方であったビルバオが世界中から観光客が訪れる観光地になったそうです。
ゲーリーは会場となったルイ・ヴィトンの、『ルイ・ヴィトン財団美術館』を手掛けていて、今回の展覧会はその建物を紹介するものでした。
美術館は大きな船の帆が建物を取り巻くようなイメージ。
この形にたどり着くため何十個もの模型やスケッチを用いてイメージに近づけていったとのこと。
展覧会で印象的だったことは、現代のテクノロジーの粋を極めたゲーリーの建物をつくる職人さんたちを紹介する映像の上映。
3Dプリンターや最新のCG,コンピューター技術を駆使してできあがったゲーリーのイメージも職人さんがいなければできあがりません。
そういう職人さんへの尊敬の念が込められたその映像がこの展覧会の白眉であったように思います。
ああ、行きたいなビルバオ&パリ・・・。