先日、京都迎賓館について書きましたが、京都御所の近くに羊羹で有名な虎屋さんがあります。
その虎屋さんから少し離れたところに虎屋菓寮という、お茶と菓子を楽しめるお店があります。
そのお菓子はもちろんなのですが、建物がとてもいいんです。
設計はいま建築を学ぶ学生たちに一番人気があると言われる(某建築家談)、内藤廣さん。
とても洗練された現代和風のデザイン。
和風と言えばやはり軒ですね。なかなかの軒の出です。
軒先がきれいに納まっていると気持ちがいい!
この軒の垂木がそのまま屋内に繋がっていきます。
天井がきれいな木ルーバーで覆われているため、基本照明の蛍光灯の存在感は消え、意匠照明のペンダントライトだけが浮かび上がります。
場所柄とこのご時世、店員さんがお二人欧米の方でした。もちろん日本語はペラペラです。
そして店内にはいるとガラス越しにテラス席と庭があります。
夏の暑い日でしたが、この場所だといくらでもいられそうな気がします。
これからのシーズン、ますます心地よくなってきそうです。
雨の日は軒先から流れ落ちてきた滴が水盤に跳ねる、そんな風景も見てみたくなります。
立地も良く、この空間とあって金額は高めですが、ぜひお試しを!