過ごしやすい季節になってきました。
建物巡りをするにはうってつけの気候です。
京都での打合せの時間がずれてしまったため、その間に前から見たかった建物を見学してきました。
ジョージ・ナカシマ設計の『桂カトリック教会』。
少しわかりにくいですが、この建物の特徴は内外部ともに屋根です。
HPシェルという屋根の構造はダイナミックな屋根形状が可能になります。
シドニーのオペラハウスもそうですね。
この教会、外部もいいのですが、それ以上に内部がいいんです。
HPシェルの屋根曲面がそのまま内部にもあらわれています。
設計をしたジョージ・ナカシマは、家具デザイナーとして有名。
ですのでベンチや照明などの家具は全て彼がデザインしています。
ダイナミックなコンクリート打ち放しの空間のなかに和のペンダントライトや障子などがあるのですが、不思議とピッタリきます。
教会でお手伝いをされている方にいろいろお話しを聞かせて頂きましたが、「夏は暑いし冬は寒い。でも皆さんこうして建物の見学に来てくれるんやから、いい建物なんやねー」と笑っておられました(笑)。
阪急京都線「桂駅」から徒歩8分くらい。
気持ちのいい空間でした。