ミス・ブランチというのは、早逝のデザイナー、倉俣史朗デザインの椅子。
椅子と言っても20数年前に56脚のみ製作されたもので、もはやアートといっていいものですね。
倉俣史朗は現在活躍しているデザイナーの多くに影響を与えたインテリアや家具のデザイナーです。
椅子好きな私は、10年以上前にこの椅子を雑誌のグラビアで見て、衝撃を受けました。
こちらは販売されているものではないので、実物を見る機会は滅多にありません。
今回、大阪の旧出光美術館にて行われている、ザ・大阪ベストアート展で出展されているのを知り、行ってきました。
もちろん、写真は撮れないので、購入したポストカードをアップ。
造花のバラをピンセットでつまみ、少しずつアクリルを流し込み、一粒の泡も出さずに作り上げていったそうです。
アクリルに反射した照明のきらめきや、バラの影、見る者の溜息をさそう逸品ですね。
ちなみに、ロンドンで行われたクリスティーズのオークションでは89,000ドルで落札とのこと・・・
頑張る気にもなれない金額で良かった・・・
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